新築住宅は、できるだけ断熱性能の高い家を
ご提供したいと思って、社内でアップデートしながら
様々工夫をこらしていますが、
リフォームでは、水回り・内装の刷新や、
間取り変更など、目に見える部分のご要望が多く、
耐震や断熱性能を高める改修など、
目に見えない部分は後回しにされがちです。
今夏に丹波篠山市内でリフォームを終えた築数十年のお宅は、
水回り・内装の刷新に加えて、断熱改修をお勧めしました。
先日お会いすると、
「エアコンの効きが全然違う!快適です!」
と大変お喜びいただき、うれしくなりました。
もちろん、家全体の断熱改修が理想ですが、
相当な費用がかかるので、LDKなど長く過ごす場所を断熱改修して
「シェルター化」することが多いです。
既存建物の状況や、ご予算によってもやり方は変わってきますが、
基本的には1階の床下、屋外に面する壁・天井に断熱材を施します。
加えて重要なのは、窓です。
リビング周りは大きな窓があることが多いため、
窓の性能を高めるだけで、かなりの違いがあります。
また、床材を固い合板フローリングから、やわらかい無垢板に
変えることで、足裏からの冷えを軽減することもできます。
長年、冷暖房エネルギーにお金を払うことを考えると、
断熱改修にコストをかけるほうがお得かもしれませんし、
地球にも優しいのかなと思います。