無垢材の暖かさ

元来口下手で文章なら書けるかなとはじめたブログは14年目を迎えます。

 

以下、2007年の記事から抜粋・加筆。

『室内でタイルと合板フローリングと無垢の杉材を並べて

表面温度を測定すると、ほぼ同じような値となります。

ところが手で触ってみると、無垢材が一番暖かく感じます。

 

コンクリートで熱伝導率は1.6W/mK、無垢材(杉)は0.12W/mK、

一般に断熱材と呼ばれるものは0.03~0.05W/mKぐらいです。

数値が高いほど熱を伝えやすくなります。

 

室内の床の温度は手のひらの温度よりも低く、

触れると手の熱をうばおうとします。

中でも熱を伝えやすい材料は、急激に手の熱をうばうので、

比較的熱を伝えにくい無垢材よりも冷たく感じるのです。』

 

当時は「無垢材」とひとくくりにしていますが、

同じ無垢材でもナラやサクラといった堅木は0.19W/mKで、

杉に比べると冷たく感じます。