丹波焼のうわぐすり

三寒四温で春の訪れを感じる今日この頃。

薪ストーブもお役御免です。

薪を燃した灰がトレイにたまるので、2週間に1回程度の頻度で処分します。

私は肥料になるかなと庭にまいたりしていたのですが、

当社清水さんに聞くと、

「丹波焼の釉薬(ゆうやく)になるので、窯元さんにあげてます。」

とのこと。

なるほど、そんな使い道があるのだと感心しました。

当社では現場の廃材を燃やしているので、最後まで使い切れるのは、

いいことをしている気分になります。

 

木を伐採するのは自然環境に良くないのでは

と思われる方もいるやもしれませんが、

樹木は成長過程でCO2を吸って、炭素として体内に固着化します。

ある程度成長した樹木は、CO2の吸収量が落ちるそうで、

伐採して炭素を固着化したまま建築用材として使い、

新たに植樹するという循環が環境にやさしいということだそうです。

 

薪として燃やすこととは、また少し意味合いが違いますが、

丹波焼の郷ならではの灰の再利用。

薪ストーブユーザーの方は、一度窯元さんに聞かれてみては。